前回の記事で、バターとマーガリンのトランス脂肪酸について書きました。
でも改めて考えてみると、「そもそもトランス脂肪酸って何?」「なぜそんなものが使われてるの?」という疑問が湧いてきたので、今回はそこを深掘りしてみます。
トランス脂肪酸って、そもそも何?
トランス脂肪酸は、油の種類のひとつです。
普通の油(植物油など)は常温で液体ですが、これに水素を添加すると、固形または半固形に変化させることができます。
この「水素添加」という加工の過程で、副産物として生まれるのがトランス脂肪酸なんだそうです。
つまり、「油を固める作業」の中で、意図せず生まれてしまうものだったんですね。
なぜ、わざわざ油を固める必要があったの?
ここが気になったポイントでした。
調べてみると、油を固形化することにはいくつかの目的があったそうです。
- マーガリンなどの適度な硬さを作るため
- 酸化しにくくするため(保存性を高める)
- 揚げ油に使うとサクサク感が出る
- お菓子類に使うと口溶けや歯ごたえが良くなる
つまり、食品をより美味しく、長持ちさせるための技術として使われていたんですね。
「悪いものを使おう」としていたわけじゃなく、便利さや美味しさを追求した結果、副産物として生まれてしまったということがわかりました。
なぜ体に悪いと言われるの?
トランス脂肪酸を多く摂取すると、こんな健康被害が報告されているそうです。
- 悪玉コレステロール(LDL)の増加
- 心筋梗塞などの心疾患のリスク上昇
- 肥満になりやすくなる
特に、血液中のコレステロールバランスに悪影響を与えることが、一番の問題点として挙げられていました。
世界的にも、規制する国が増えている
調べていて驚いたのが、世界的にトランス脂肪酸を規制する国がどんどん増えているという事実でした。
WHOによると、2015年には7か国だった規制導入国が、2022年には46か国まで増えているそうです。
一方で、日本は特に規制を設けていないとのこと。
理由は、日本人はもともと脂質の摂取量が少なく、トランス脂肪酸の摂取量も少ないからだそうです。
「規制がない=安全」というわけではなく、「日本人の食生活だと、そこまで大きな問題になりにくい」ということなんですね。
今は、状況が改善されてきている
前回の記事でも書きましたが、今の家庭用マーガリンは、トランス脂肪酸がかなり低減されているそうです。
日本の食品メーカーも、自主的にトランス脂肪酸を減らす努力を続けているとのこと。
「昔のイメージのまま止まっていたな」と、今回調べてみて実感しました。
食品を選ぶときのチェックポイント
トランス脂肪酸を摂りすぎないために、食品を選ぶ時に意識したいポイントも見つけました。
原材料欄に「部分水素添加油脂」「ショートニング」という表記がないか確認する。
市販の菓子パン・クッキー・洋菓子・スナック菓子などは、特に注意が必要とのことでした。
「なんとなく体に悪そう」から「具体的に何をチェックすればいいか」がわかったのは、今回調べてみて良かったことです。
完璧に避けなくていい
トランス脂肪酸について調べてみて、「絶対に避けなきゃいけない」というよりも、過剰に摂りすぎないよう意識するくらいがちょうどいいのかなと思いました。
日本人はもともと摂取量が少ない傾向にあるとのことなので、極端に神経質になる必要はなさそう。
ただ、加工食品を選ぶ時に、原材料表示をちょっと気にしてみる。
そんな意識の積み重ねから、始めていこうと思います🌷
※この記事は一般的な情報をもとに構成しています。
健康効果には個人差がありますので、気になる方は専門家にご相談くださいね🌷


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