健康診断で「高血圧です」と言われてから、私が最初にしたことは、とにかく調べることでした。
上はいくつからダメなのか。家で測るときも同じ基準でいいのか。放っておくと、何が起こるのか。
調べてわかったことと、そのときに感じた正直な怖さを、まとめておきます。
高血圧のこと、何も知らなかった
健康診断で高血圧と言われるまで、正直、全然意識していませんでした。
「高血圧って、お年寄りのものでしょ」くらいに思っていたし、自分がなるなんて思っていなかった。
でも、診断されてから急に不安になって。 「そもそも、上の値がどれくらいだとダメなの?」「脈拍は?」「どんなリスクがあるの?」って、いろいろ調べ始めました。
上はいくつから「高血圧」なの?
まず知りたかったのが、これでした。
「上が140」とか「下が90」とか、なんとなく聞いたことはあったけれど、じゃあ自分はどのあたりなんだろう、って。
調べてみたら、日本高血圧学会というところが基準を決めていて、こんなふうに分かれていました。(病院で測る「診察室血圧」の場合です)
| 分類 | 上(収縮期) | 下(拡張期) |
|---|---|---|
| 正常血圧 | 120未満 | 80未満 |
| 正常高値血圧 | 120〜129 | 80未満 |
| 高値血圧 | 130〜139 | 80〜89 |
| Ⅰ度高血圧 | 140〜159 | 90〜99 |
| Ⅱ度高血圧 | 160〜179 | 100〜109 |
| Ⅲ度高血圧 | 180以上 | 110以上 |
見て「あっ」と思ったのが、上と下の「どちらか」が超えていれば、その分類になるということ。
正常血圧と正常高値血圧だけは上と下の「両方」が収まっていることが条件で、高値血圧より上は「どちらか」で決まります。
私はずっと「両方超えてなければセーフ」だと思っていたんです。でも違った。下だけ高い人も、高血圧なんですね。
それから「高値血圧」という段階があることも、初めて知りました。130〜139は、まだ「高血圧」ではないけれど、正常でもない。ここで気づけた人は、薬を飲まずに済む場合もあるということみたいです。
私はもう、この段階を通り過ぎてしまっていました。
家で測ると、基準が5つ低い
もうひとつ、驚いたのがこれ。
家で測る血圧(家庭血圧)は、病院より低い基準で見るんだそうです。
- 病院で測って → 140/90以上で高血圧
- 家で測って → 135/85以上で高血圧
理由は、病院だと緊張して上がってしまう人がいるから。これを「白衣高血圧」と呼ぶそうです。逆に、家では高いのに病院だと正常に出てしまう人もいて、こちらは「仮面高血圧」。こっちのほうが見つかりにくくて危ないと書かれていました。
私はこれを知らずに、家で測った数字を病院の基準(140)と比べて「まだ大丈夫」と思っていました。比べる基準が、そもそも違っていたんです。
家庭用の血圧計で見るべき数字は135/85。それを知ってから、毎日の記録の意味が変わりました。(血圧計を買って、測る習慣は続いたのか)
調べれば調べるほど、怖くなった
調べてみると、高血圧って放置すると本当に怖い病気なんだということがわかってきました。
脳卒中、心筋梗塞、腎臓病… 「サイレントキラー」なんて呼ばれることもあるくらい、自覚症状がないまま進行することがある。
血管に高い圧力がかかり続けると、血管の壁が傷んで硬くなっていく。その状態が心臓や脳、腎臓、目の血管にまで影響していく——という説明を読んで、「血圧の数字」が急に自分の体の話として立ち上がってきました。
知れば知るほど、怖くなっていきました。
「サイレントキラー」と呼ばれる理由
一番こわいと思ったのが、痛くもかゆくもないということ。
私も、健康診断で言われるまで何も感じていませんでした。肩がこるとか、頭が痛いとか、そういうサインもなかった。
調べてみると、高血圧そのものには基本的に自覚症状がないのだそうです。血管が少しずつ傷んでいっても、体は何も教えてくれない。そして症状が出たときには、脳や心臓で何かが起きている——という順番になりやすい。
だから「サイレント(静かな)キラー」。
自覚症状がないということは、測らないと気づけないということでもあります。
私が血圧計を買ったのは、たぶんこれを読んだからでした。
遺伝的なことも気になった
さらに気になったのが、遺伝的なこと。
私の母も高血圧。 母方の祖父も高血圧でした。
そして祖父は70代の時、脳卒中で倒れてしまったんです。 それから体が不自由になり、寝たきりに。 母から「元はといえば高血圧が原因だった」と聞かされていました。
「私も同じようになってしまうんじゃないか」って、その時のことが頭をよぎって。 不安が一気に大きくなりました。
目標は「130/80未満」に変わっていた
調べている途中で気づいたのですが、この基準、2025年に6年ぶりに改訂されていました。
大きく変わったのが、血圧を下げる目標値です。
- 年齢に関係なく 130/80未満(病院で測った場合)
- 家で測る場合は 125/75未満
前の2019年版では、75歳以上の人は「140/90未満」と年齢で分けられていたそうです。それが基本的に全年齢で同じ目標に統一された。つまり、以前より少し厳しくなったということですね。
減塩の目標は変わらず「1日6g未満」。これは前から同じでした。
自分が病院で言われた数字を思い出しながら、「ああ、だから先生はあの言い方をしたのか」と、あとから納得しました。(塩分と、やめられないラーメンの話)
気づけてよかった、と思うようにした
怖い情報をたくさん知って、最初はかなり落ち込みました。
でも、少し時間が経ってから思うようになったこと。
「気づけてよかった」
祖父のように、気づかずに放置していたら。 同級生のように、病院に行かなかったら。 健康診断で引っかかって、病院に行って、薬を飲み始めて。 遅くなかった、と思うことにしました。
その日のことは健康診断で高血圧と言われた日の記事に詳しく書いています。
濃い味が好きな私だけど
遺伝的なこともあるし、濃い味が好きな食生活もある。 「リスクが高い方なんだな」って、今は素直に受け入れています。
だからこそ、食生活に気をつけながら生活していくことが、私にとって大事なことなんだと思っています。
完璧にはできないけど、意識し続けること。 それが今の私にできる、精一杯のことです。
参考にしたもの
日本高血圧学会「高血圧管理・治療ガイドライン2025」
https://www.jpnsh.jp/guideline.html
※この記事は私の体験談です✨ 高血圧の管理は必ず医師の指示に従ってください。自己判断はせず、定期的に受診することが大切です🌷


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